顔面の帯状疱疹を見たら

顔面の帯状疱疹を見たときにポイントは眼科、神経内科へのコンサルトが必要かどうかを考えることらしいです。眼病変の可能性は前記事ハンチンソン徴候が参考になります。

では帯状疱疹脳炎の可能性の評価は?髄液検査は必要?

神経病変も帯状疱疹と同じく、VZVの再活性化が病態。以前は非常に稀な病態とされていたが、いまでははるかに一般的と考えられている。
1983年のJemsekが作ったVZV脳症の診断基準は
脳炎症状の存在②帯状疱疹ウイルスの臨床的証明③び漫性異常脳波④脳炎に典型的な髄液所見   だそうです。

脳炎症状の存在があれば中枢神経病変を考えるってとこでしょうか?逆に脳炎症状なければ髄液検査は不要ってことか。

ちなみに発疹の出現から72時間以内なら抗ウイルス薬投与のエビデンスあり、72時間以後でも症状が増悪しているようであれば抗ウイルス薬投与となる
60歳以上ならアミトリプチン投与が帯状疱疹後疼痛の予防にエビデンスがある
らしい・・・