日記

Bankart lesionとHIll-Sachs lesion

肩関節脱臼のおさらいを 95%は前方脱臼である。 前方脱臼により骨頭により関節窩前縁(肩甲骨の関節の腹側の端っこ)が離断されて、関節包と関節唇が関節窩から連続性をなくすと、肩関節の前方の脱臼予防が効かなくて、反復性脱臼を起こしやすくなる。この関…

眼窩吹き抜け骨折を見たときに注意する点

外傷での顔面CTでは当然冠状断をみて、眼窩底に吹き抜け骨折の有無をチェックする。 CTを見たときに注意する臨床と関連する点は ①下直筋と骨折部との関連。下直筋が挟み込まれると、眼球運動障害を来す。時に絞扼していると緊急手術が櫃湯 ②眼窩下孔に損傷が…

RFA後の合併症

IVRについて全然書いていなかったので、ひとつRFA後の合併症を だいたいの数字ではRFAに関連した死亡は0.5%程度、合併症は9-10%程度の報告が多い。 RFA後の合併症には早期合併症と晩期合併症に分けて考察されている。とある報告(Ann surg 2004;239:450-458)…

顔面の帯状疱疹を見たら

顔面の帯状疱疹を見たときにポイントは眼科、神経内科へのコンサルトが必要かどうかを考えることらしいです。眼病変の可能性は前記事ハンチンソン徴候が参考になります。 では帯状疱疹後脳炎の可能性の評価は?髄液検査は必要? 神経病変も帯状疱疹と同じく…

筋強直性ジストロフィーと画像診断

画像診断の研究会では、画像を提示され、それに対して診断を答える形式での勉強会が多い。難しい症例を皆で共有して、次に同様の所見を見たときに皆が診断できるようになり、診療に貢献する目的を持つ。 このような症例提示で何度か見た疾患が筋強直ジストロ…

内膜症に合併する腫瘍(腫瘤)

婦人科の画像診断は苦手です。最初に画像診断を勉強した病院で婦人科画像が少なかったから見慣れてません。それでも勉強しないと・・・・ とりあえず超基本ですが、内膜症に合併する腫瘤 超有名なのは、類内膜腺癌(endmetrioid tumor)、明細胞腺癌(clear cel…

葉間に入った胸腔ドレーン

内筒使わずに、胸腔ドレーンを留置することは、世界中でのスタンダードになったと思います。しかし、内筒使わないと、ドレーン先端の方向なんてコントロールできないじゃん!!って思っちゃいます。そして、実際、しょっちゅう葉間に入ってます。 レントゲン…

CLIPPERS

中脳の造影される多発小結節の鑑別にCLIPPERSをちらっと考えました。 CLIPPERSは名前が記憶に残るから、覚えやすいが、中身は???って感じ CLIPPERSはchronic linphocystic Inflamation with pontine perivascular enhancement responsive to steroidsの略…

はじめてみました。

備忘録や勉強日記として救急+集中治療+画像診断・IVRについてちょくちょくアップしていく予定です。誰にも見られなくても、さみしくてもできる限り、続けていく所存です!よろしくお願いいたします。