膀胱癌の深達度

今さらながら膀胱癌の進達度を

膀胱壁は粘膜、粘膜下層、浅筋層、深筋層、周囲脂肪の5層からなる
粘膜下層までは表在腫瘍、浅筋層以上が浸潤性腫瘍とされる。

これは結構大事で表在腫瘍ならTUR-BTが可能

1cm以下の乳頭状腫瘍や非乳頭状の有茎性腫瘍はほぼ表在性
ダイナミック早期相で濃染する粘膜下層が診断のポイントで保たれていれば。T1まで。壁構造が一部断裂ならT2a 完全に断裂ならT2b 周囲脂肪までいってればT3
T2WIでの筋層断裂所見よりダイナミック早期相の方が深達度評価は優れる

T2WIでみられる低信号は筋層で粘膜、粘膜下層は見えない。
ダイナミックの早期濃染する部位は粘膜、粘膜下層。
DWIも深達度評価に有効で、茎部が高信号とならなければ有茎性と考えられる。