腸腰筋膿瘍ドレナージ

腸腰筋膿瘍ドレナージはたまに頼まれる手技です。

骨盤内などではなかなか難しい場合もありますが、CTガイド下(または超音波ガイド下)で穿刺が多くの場合可能です。側臥位がいいかも?

たまに腸管傍の後腹膜しかなくて、リスク高いなーと思いながら、頑張って穿刺することもあります。そしてリスク高い中頑張ったわりに、抗菌薬投与下での穿刺では鏡検、培養で細菌同定されないことも多いです。

調べてみましたが、抗菌薬投与下の培養陽性率は見つけられませんでした。
経験の中では2日間抗菌薬きってもらった症例では培養で出ましたので、抗菌薬一旦切ることは選択肢かもしれません(誰か論文書いてください)

穿刺の適応については文献により様々です、小さければ抗菌薬単独でも可能との記載もあります。24-30mm以上であればドレナージ必須、それより小さければ状況に応じて、というところのようです。