AFBN

AFBN(acute focal bactterial nephritis)は腎盂腎炎と腎膿瘍の間に存在する概念です。

1979年に提唱された概念で、液状化していない腎臓の感染による炎症細胞浸潤と間質性の炎症

腎盂腎炎が進んで腎膿瘍になる前というイメージ。ただし、血行性に飛んだ来た最近なら尿所見がきれいなことがあるから注意。

腎盂腎炎:早期では巣状の造影低下 平衡相では周囲と同じ造影効果
AFBN  :巣状の造影効果は平衡相でも造影不良となるが、一部は造影効果残存
腎膿瘍 :液状化しており、内部は造影効果なし

AFBNは抗菌薬投与で治療可能なことが多いが25%は腎膿瘍になる
2週間以上は抗菌薬必要
腎盂腎炎とAFBNは造影CT以外は鑑別できない