重症喘息の治療

たまに救急搬送されてくるほんとに生命にかかわる重症喘息発作患者さん
この前、意識障害を来した重篤な喘息患者さんでβ刺激薬吸入、マグネシウム点滴、ステロイド点滴、NIVで乗り切った例がありました。エピネフリンは?と朝になって言われて、一回整理

GINAより
【メインの治療】
酸素:93-95%で微調整
β刺激薬:持続吸入かinermittentかは結論でていない。
エピネフリン:アナフィラキシか血管浮腫と関連した喘息では通常治療に加えて行う。通常の喘息ではルーチンには使われない。
全身ステロイド:経口がよりよくプレドニンで1mg/kg
抗菌薬:強く肺炎が疑われない限り投与しない
吸入ステロイド:高容量吸入ステロイドは救急外来到着後1時間の投与で全身ステロイド投与されていない患者の入院を減らした。全身投与に加えた吸入ステロイドはいいかどうか不明。

【その他治療】
吸入抗コリン:いいかも
テオフィリン:副作用がメリット上回り、勧められない
マグネシウム:ルーチンでは勧められない。2gを20分以上投与で入院を減少させた。RCTで効果がなかった(最重症は省かれた症例)。
リュウコトリエン拮抗薬:いいかも これから研究されるべき
ICS/LABA混合吸入:いいかも
鎮静薬:するべきでない。喘息死と関連
NIV:わかっていない。小さな研究では入院を減らした。するならclosede monitor。

あんまり新しいことはないですが

吸入ステロイドや吸入抗コリンは考えてもよい
鎮静はしてはならない
NIVはチャレンジと心得て、いつでも挿管するつもりでclosed moitoring