IgG4関連の肺疾患

IgG4関連肺疾患の既往のある高齢の患者さんで

肺癌疑いで撮られたCT
葉間につぶつぶの瘤状影、気管支血管束の肥厚とリンパ路性病変を疑う所見+胸膜側の腫瘤様陰影という所見でした。

リンパ路性病変(広義間質)というと
 リンパ増殖性疾患(MALT lyomphomaなど)
 癌性リンパ管商
 珪肺
 サルコイドーシスなど
 アミロイドーシス
 膠原病
 IgG4関連肺疾患 などが挙げられます。

ちなみに
狭義間質=肺胞隔壁の部分の間質
広義間質=気管支血管束や小葉間隔壁、胸膜下間質  です。

肺の腫瘤がIgG4として合致するか疑問でしたがIgG4関連肺は
①孤立性充実性の腫瘤型②多発限局性スリガラス影型③気管支血管束周囲型④肺胞隔壁型があるそうで。
広義間質病変は当然ながら腫瘤を形成することもあるようです。

いまのところIgG4関連が考えやすいでしょうか・・