外側側副靭帯損傷

膝関節のMRIはいつも難しい・・

簡単なようで、後で手術所見や関節鏡の所見見たら全然違うやん!ってことも度々
しかも見返しても良くわからん・・・・

この前も外側側副靭帯に損傷ありません  って書いたら外側側副靭帯再建後っていう次に依頼が来ました(涙)

ちょっと解剖の復習 解剖分かっても膝は難しい
字ばっかではイメージつかめませんが、備忘録ってことで

外側は構造が複雑

☆一番表面にあるのは 腸脛靭帯と大腿二頭筋腱(腸脛靭帯の方が腹側で並ぶイメージ)
☆真ん中にあるのが外側側副靭帯で腓骨頭付着部では大腿二頭筋腱とくっついて付着する。この為、外側側副靭帯と大腿二頭筋腱はV字型をつくる
☆もっとも中が関節包。ちょっと走行が違う膝窩筋腱は外側側副靭帯より深いところを外側半月板の関節包との付着部を通って脛骨にくっつく(膝窩筋腱があるから関節包とくっついておらず外側半月板は可動性が大きい)

外側側副靭帯は膝ではもっとも頻度の低い靭帯損傷
外側側副靭帯は関節包外なので膝関節液貯留を来さない。
靭帯線維の消失や浮腫など当然の所見
靭帯の中間部や腓骨頭のはく離骨折が多い

文字で書いてても自分でもなかなか理解できない・・